腫瘍の多くが死滅?!

がんセンターの青シャツ(主治医)からあっさりCTの結果を
貰えることになりクリニックAの先生の元に届いたようだ。
朝クリニックAの先生から電話が来た。
やや暗めの声だった。

先生「CTの結果を拝見してるのですが、造影剤が入っていかない部分が
   がん細胞が死滅していると思われます。
   このCTの結果から見る分に言えることは・・・」

[がん発覚時のCT]

14.0cm 1.3cm 3cm 3cm 3cm

[11/16のCT]

10.5cm 1.3cm 3cm 3cm 5cm


暗めの声で淡々と説明されるので悪い話をされているのかと思い、
聞き返してしまったが、どうやら先生は驚いてらしたようだ。

この5cmの腫瘍を早く殺す為にTAE(動脈で栓をして抗がん剤を入れる方法)をしてはどうだろうかと先生はすすめてくださったが、
私のあたまには今まで様々な方面から聞いた別の説が浮かんでいた。


腫瘍が死滅する前に腫れて(?)膨張したり、腫瘍マーカがあがることがある。


先生もその可能性もなくはないだろうと言っていた。
少なくとも今の治療方針のままで良いのではないかと思う。

・・・ということは、
敵は、5cm x 1 だけになった!!!!!


先生「恐らくこれは日本で初めての例かもしれません。凄いことです。もう完治するしかありませんね。」


完治・・・どこまでCTの結果が信頼できるかは
よく分からないが、夢ではなくなってきた気がした。


先生「ここまできたらもうCTではなくMRIみるのが良いと思います。
   次回お越しの時にMRI撮りましょう。」


また、先生はこれだけの壊死したがん細胞が体外に出ようと
するということは血中のカリウムが上昇し、
特に膵臓に異常を与える可能性があると説明してくださった。
ここで膵臓を痛めてしまったら膵臓という臓器は
取り返しのつかないことになってしまう。


注意事項は以下の通り。

  • 壊死したがん細胞が体外にでる際に熱がでる可能性がある、

 特にこれから2週間程は注意が必要。

  • 1日に水を3リットル飲むこと。
  • 果物と生野菜を控える。(野菜は湯通しすれば良い)


電話が終わると寝込んでいた母がトイレから出て来るのがわかった。
私はそのまま母の元に駆け寄り先生から聞いた話を伝えた。


母はまだこの話を半信半疑で受け止めるとは行っていたが、
今日はこの報告を聞いてから寝込むことなく直接母の兄弟に
電話をしたり元気に過ごした。

父はこの報告を親戚や心配してくださっている方にひたすら連絡した。
私もクリニックBや健康食品に連絡して仕事放棄の1日となった。